華麗なる鰈

● 1月21日の夕食

鳥取市民は鰈が大好きである。

総務省家計調査の調査では9104円(04年から06年の県庁所在地一世帯あたりの年間消費金額)と全国平均の2379円を3倍以上も上回る。県魚ははっきり言って鰈でよろしい、のである。

鰈はまさに今が旬だ。で、植田にとってその楽しみ方といえば、
こまぶり 干し 煮付けの御三家に尽きると思う。

このうち、先の2つ「こまぶり」と「干し」は、実にジゲ=鳥取色豊かな逸品だ。

念のため言っておくと、こまぶりは、鰈の刺身に子(いわゆる子持ち鰈の子ですね)をまぶしたもの。子の甘さと鰈のコリコリ感が一挙に口の中を支配し、至福へと導いてくれる。熱燗が旨い!うめーのである!! ご飯との相性もよろしく、こどもの頃はこれで相当お代わりしたものだ。

干しもいい。それも大型のもの。30センチ超の刺身になるようなサイズを干したものは、これまた最高の友である。これについてくる子もいい。

鰈の場合、干しは薄塩が絶対合うと思う。なぜならこの時期の鰈は白身中の白身。その旨みは鼻でも味わうもので、塩がきついと、せっかくのその“お楽しみ”がなくなってしまうのである。これも熱燗がいいねー。吟醸なら冷でもいいか。ご飯にも合う。その時はちょっと醤油をたらす。これまたお代わりくんである。

   

こまぶりと干し。それにしてもカレイの“子”は偉大だ。


華麗なるこの味はまさに今のうち。来客には絶対食べさせたいのだ。

朝まで新年会!

忘年会が終われば新年会である。よく考えてみれば、この間は極めて短い。人によっては1日、いや大晦日23時に忘年会で、元日0時から新年会なんて人もいて、そうなれば1時間で忘新年会だ。ま、メデタイことではある。

で、私、植田も新年会いたしました。

1月10日。メンバーはこの街Labのスタッフの方をはじめ、計7名。場所は米子の街の中、尾高町にあるK。元は旧家だったそうで、和の作り。通りに面した入り口横には、そば店にも似た広い台(麺を打つところね)があり、そこには器が並べてある。知らない人が見れば「民芸館」と思うようなつくりである。



メニューはおまかせであった。では酒はといえば、地酒が5種類ほどあった。そこはさすが米子で、伯耆の銘柄米八郷(やごう)の名を関した「八郷」があるではないか。本来ならぬる燗といきたいところだが、店のオススメ(だろう)冷や(冷蔵庫で冷やしたもタイプ)をいただいた。


出てきた肴は、酒肴を考えて、小ぶりながら、しっかりと歯ごたえがあった。この歯ごたえというのが重要で、トロリというのもいいが、酒肴にはじわじわと味が出てくるものが大切なのである。酒を味わい肴をいただく、その旨みを広げるため酒をまたやるのである。

その意味では「アナゴ白焼き」と「コロッケ」が印象的だった。コロッケはしっかりと味がついており、何もつけなくともいい。ビールならソース系の味もいいが、酒となるとソースはないほうが好きだ。


 


で、一次会終了。2次会へ、ところが2次会の場所の前に気になる焼肉店があって、私は1・5次会と称して、ソロで、思わず足を運んでしまった。ホルモンとマッコリ。これまたコリコリという歯ごたえ。1軒目なら相当いっただろう。

2次会後はラーメン(これがよかった、後述します)、そして3次会はちょっと隠れ家で、なんとシャンパンを開けてしまった。そして始発までもう1軒。

久々に“朝”まで飲むとどうなるか・・・・・・

 

 

 

サイフがどえらい軽くなります!


新年あけましておめでとうふちくわ!

●1月5日の晩酌

新年あけましておめでとうふちくわ、本年も山陰発・日本のB級グルメを追求していきます。よろちくわ、です。

さて、多くの人々はおそらく年末から新春にかけて、たくさんのごっつおをいただいたことでしょう。

私はというと、大晦日は恒例のカレー雑煮(和風だし、実に旨い! 今度レシピ出します)の振る舞いをやって、元日はおせち、2日はブリなんぞをいただいたわけです。そして3日は肉だった。

実はこれは非常に珍しいのである。普通ならほとんど魚三昧。ところが、今年はブリ以外、カニはおろか、魚を食べていないのだ。そのかわり肉は和牛(但馬だった!)、オーストラリア、さらに豚しゃぶ、そしてマトン、ラムとこなした。今朝もラム、マトンをいただいのだ。(夜の残ったものを焼肉のタレを使ってチャーハンにした)。

そんな中、「鳥取だなぁ」と感じさせてくれたのが写真の一品。


スルメである。
が、よく見れば分かるだろうが、一夜干し。だから焼きすぎては禁物、炙るのがいい。いわゆるミディアムレアくらいが私は好きだ。焼き立てはその弾力も手伝ってビールに最高の友だ。

アタリメーだが(苦笑)、一夜干しは新鮮なイカの揚る港町で作られる。さらにいえば寒風に当てることも必要だ。そういう意味は鳥取だからの逸品。祝いにも欠かせないスルメ。新年のにふさわしい晩酌だった。

プロフィール

植田英樹
うえたひでき

69年12月、鳥取市生まれ。
岡山、東京、松江の出版社で雑誌編集者を体験したのち、01年に鳥取市観光プロデューサーに就任。05年に鳥取情報文化研究所を設立し、07年4月に社会派エンタテインメントマガジン「鳥取Show UP!」を創刊。BSS山陰放送ラジオ「自由ほんぽおしゃべり本舗」パーソナリティも務める(07年5月現在)。
99年には人気TV番組「TVチャンピオン・東京B級グルメ王」に輝く。趣味は地元系スーパーめぐり。至高の時は「とうふちくわ」「白いか刺身」と「鳥取県産純米酒」が目の前にあり“さぁこれからやるか!”の瞬間。


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