土曜の午後



私は現役の建築士。どうじに、イエヒトの編集長兼記者でもある。いつもどう書こうかと苦しんでいる。
建築士が建て主の要望を見つけて整理しなければ図面など描けないように、イエヒトの記者も取材した家づくりのどこが重要なのかを見つけなければ記事など書けない、と思った。だからイエヒトの記事は、書くというより描くに近い。
次号に載せる沖縄の記事。よし、書こう! と決めてから幾日も過ぎた。実はまだ1行も進んでいない。このことをブログに書くのは、やっと描くべき焦点が定まったからである。
沖縄で取材した家づくり。鉄筋コンクリート平屋建て。3台分の屋根付き車庫。広いテラス。オーシャンビュー。インドネシア風リゾートホテルのような家で、予算は2500万円である。けっしてハードルは低くない。
設計監理を担当した與儀拓也(よぎたくや)さん。そのとき、若干23歳。若い彼が無事に設計監理をやり遂げて、建てぬしの満足を引き出した。
こう言っては失礼だが、ベテラン建築士でも難しい与条件を、実務経験の少ない若輩建築士が、どうして実現できたのだろうか? 取材のとき、まっ先に興味をもった点である。
次号の沖縄の記事。何を書こうかと苦しんだ挙句、けっきょく最初に興味を抱いたところに戻ってきた。なぜ、若い建築士にできたのか? ここを掘り下げると、設計監理の仕事、分離発注の特徴、建てぬしと建築士の関係など、大事なことが見えてくる。
さあ、今日から筆を進めないと、やばいぞ!
なゆたの目。

こんにちは、山中設計スタッフのDです。
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